PrusaSlicerは、PNGとSVG形式のカスタムプリントベッドテクスチャとモデルをサポートしています。
プリンタ設定タブ-一般-ベッド形状-セットを選択することで、カスタムモデルやテクスチャーを割り当てることができます。

テクスチャーのサイズがベッドのサイズと合わない場合、テクスチャーはベッドにぴったり合うように引き伸ばされます。プリント領域外の要素をテクスチャに持たせることは、現在のところ不可能です。
選択したファイルのフルパスは、Print Profile変数「bed_custom_texture」と「bed_custom_model」に格納されます。
Adobe IllustratorからSVGテクスチャの書き出し
PrusaSlicerが使用しているNano SVGパーサーは、SVGフォーマットのすべての機能をサポートしているわけではありません。Adobe IllustratorからSVGテクスチャを正しく書き出すには、以下のようなワークフローをお勧めします。:
- ファイル - エクスポート
- 「アートボードを使用する」にチェックを入れて、出来上がりのサイズが正しいことを確認します。
- SVGオプションダイアログで、以下を選択します。:
- スタイリング - インラインスタイル(内部CSSは非対応です)
- OKで確認します。

パフォーマンス
過度に詳細なプリントベッドのテクスチャは、GPUのメモリに収まらないことによりグラフィックに問題が発生する可能性があります。これを防ぐため、GPUのメモリ不足の問題に対処するために、以下を実施しました。:
- グラフィックカードがOpenGL 3.0以降をサポートしている場合、またはMacにRetinaディスプレイが接続されている場合のみ、プリントベッドテクスチャを8192x8192ピクセルという高解像度にラスタライズしています。それ以外の場合は、低解像度の4096x4096プリントベッドテクスチャがラスタライズされます。
- 検出されたRAMサイズが6GB未満の場合、テクスチャサイズはさらに1/2倍に縮小されます。
- プリントベッドのテクスチャは、Real-Time DXT1/DXT5 C compression libraryで圧縮されています。
さらに、アプリケーション起動後、まず低解像度のプリントベッドテクスチャーをGPUにロードし、高解像度は圧縮して準備が整い次第、順次CPUに送るようにしています。
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